こんにちは、元へっぽこ調理師のほしいもです!
今までに、様々な飲食店で調理経験がありますが、実は…ほしいも、飲食店で働いているにも関わらず、全く料理が出来なかったのです!!
手際が悪かったのもあり、周りのスピードについていけず、頭も調理台もぐちゃぐちゃに…
そんな料理のできなかった、へっぽこ調理師が、手際良く料理できるようになったきっかけがあります。
それは…集団給食!(世に言う給食のおばちゃんです!)笑
ほしいもが働いていた所は、野菜の下処理から調理、配膳、片付けまで通して関わる事ができたので、全体の流れが良くわかりました。
おかげで今では、“とっても手際が良いですね!”と言われるまでになりました!
今回は、“おうち時間で料理をする様になった”方はもちろん、ほしいもみたいに“料理が苦手”“料理の手順が分からない”と悩む方に、集団給食で学んだ『手際良く料理を作る手順と片付け方』を5つの工程に分けてご紹介します。
工程1、野菜の下処理
工程2、肉、魚の下処理
工程3、片付け、調味料準備
工程4、調理
工程5、片付け、盛り付け
この手順は、1品でも、2品以上でも同じ流れで作業していきます。
途中、片付け時間を入れる事で、“料理ができたら周りがごちゃごちゃになってる”を防ぎます。
では、工程をひとつずつ見ていきます!
手際良く料理を作る手順 5つの工程
料理を手際よく行うためには、必要な工程をある程度意識しておくことが必要です。
そこでまずは、料理を大きく5つの工程に分けました。
それぞれについての「コツ」を紹介していきます!
工程1、野菜の下処理
⚫︎野菜を出す
まずは、使う野菜を冷蔵庫から作業台に全て出しましょう。
どの料理に何の野菜を使うのかが確認でき、スムーズに作業に入れます。
必要な分を取ったら、残りは冷蔵庫にしまいましょう。
⚫︎野菜を洗う皮をむく
皮をむく野菜は一度にむいてしまいましょう。(人参、玉ねぎ、じゃが芋など)
皮は一か所にまとめておくと片付けが楽です。(三角コーナー、ビニールぶくろ、ボールなど)
⚫︎野菜を切る
それぞれの料理に合った大きさに切ります。
切り終わったら、作る料理ごとにタッパーかお皿にまとめておく。
⚫︎野菜を茹でる
根菜類や葉物など、1度下茹でし方が良いものは先に茹でましょう。
野菜を切っている時にお湯を沸かしておくとスムーズです。
工程2、肉、魚の下処理
※肉、魚は食中毒になる菌を持っているため、必ず野菜の後に切りましょう!
⚫︎肉、魚を切る (*)
適当な大きさに切ります。
塩、胡椒のみは、お皿かバットに移しておきましょう。
タレを漬け込むものはジップログか深めの容器に。
工程3、片付け、調味料準備
ここまでこれば、後少し!
ですが…調理に入る前に、調理台やシンクの中をきれいにしておきましょう。
※常に作業台をきれいにしておく事でスムーズな調理を行う事ができます。
⚫︎下処理に使った包丁、まな板などを洗う
(*)肉、魚を使ったまな板は、煮沸消毒(熱湯をかけること)をするか、ハイターでつけておきましょう。
⚫︎調味料の準備
今から使う調味料を用意し、計って計量カップなどに合わせておくと便利です。
工程4、調理する
⚫︎調理する順番
サラダ→煮物類→汁物類→メインの順番がおすすめです!
煮物や味を染み込ませたい物は、冷める時に味が染み込むので、早めに作るといいですよ。
汁物も先に作って置いて、食べる時に温めるだけの状態にしておくと楽です。
メインは、なるべく温かい状態で食べたいので1番最後にします。
慣れないうちは、無理に同時進行をせず、1品ずつ作る事が出来れば十分です!
工程5、片付け、盛り付け
⚫︎工程4で出た洗い物を片付ける
メインを作る前に洗っても良いですし、調理中の空き時間(煮てる間、焼いてる間)に洗い物を片付けてしまいましょう。
食べる前になるべく洗い物を少なくしてスッキリしとした状態でご飯を食べたいですね。
⚫︎冷めてるものを温める
汁物など、温かくして食べたいものを温め直し、盛り付けします。
上記を参考に、次は具体的な献立を例にして見ていきます。
具体的な献立例

献立例1 親子丼(卵、鶏肉、玉ねぎ)、青菜のみそ汁(青菜、人参、大根、)
※ご飯は、あらかじめ食べる時間に合わせて炊いておきます。
※出汁(煮出す場合)先に作っておくと楽です。
工程1、野菜を洗い、皮をむき、玉ねぎ、人参、大根、青菜を切ります。
工程2、鶏肉を一口大に切ります。
工程3、まな板などを片付けます。(煮沸消毒する)
調味料を合わせる。
工程4、⚪︎みそ汁を作ります。
出汁に人参、大根を入れ、柔らかくなったら青菜を入れます。
一煮立ちしたら火を消し、みそをとく。
⚪︎親子丼を作ります。
出汁、調味料、玉ねぎ、を鍋に入れ、火にかけます。
その間に卵を割っておきます。
玉ねぎがしんなりしたら鶏肉を入れます。
火が通ったら卵を入れてお好きな固さに火を通します。
工程5、洗い物を片付けます。
みそ汁を温め直して、盛り付けます。
献立例2 ご飯、煮物(じゃが芋、人参、はんぺん)、サバの竜田揚げ、キャベツ、トマト
※ご飯は、あらかじめ食べる時間に合わせて炊いておきます。
※出汁(煮出す場合)先に作っておくと楽です。
工程1、キャベツ、トマトを切る。(サラダは先にお皿に盛り付けて置いてもOK)
じゃがい芋、人参を切る。
はんぺんを切る。
工程2、サバを切る→タレにつける。
工程3、まな板などを一旦片付け。調味料用意。
工程4、⚪︎煮物を作ります。
出汁にじゃが芋、人参を入れて火を通す。
調味料、はんぺんを入れてしばらく煮たら完成です。
⚪︎サバを揚げます。
水分を取ったサバに片栗粉をつけて、揚げる。
工程5、煮物が冷めていれば軽く温め、キャベツを盛り付けたお皿にサバを盛る。
ポイントまとめ
◎まずは、冷蔵庫から使う野菜を全て出す!
◎野菜を切ったら同じ料理に使う材料に分ける。
◎野菜(きれいな物)が終わってから、肉・魚(汚い物)を扱う。
◎下処理が終わったら1度片付け!
◎出来立てを食べたいものを1番最後に作る!
品数が多くても、こうして工程の順に進めて行くと頭の中が整理され、調理しやすくなったのではないでしょうか?
あくまでも、この工程は基本の流れなので、レシピによっては少し違ってくるところが出てくるかもしれません。
繰り返し料理をすることによって、自分のやりやすいやり方が見つかってきます。
作業と作業の合間に片付ける習慣も身につけて、気持ち良く料理を作ってくださいね!
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